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プロのバレエを観たことない方も、お友達のお教室の発表会を観ることがあるかも知れない。もちろんプロの舞台も観てほしいですし、Winter Star Dance Performance Class 町田、立川、大人バレエクラスの中でも、ちょこっとお話しますが、オープンクラスの90分のレッスンの中では話しきれないので、詳しくお話したいなぁと思い、ブログでバレエのストーリーを冬子流にお伝えしていこうと思います。

※コッペリア画像いいのを見つけられなかったのでトップはAI画像です。↓の写真はスワニルダの友人冬子です。

バレエのお話③『コッペリア』

 バレエと聞くと、「白鳥の湖」のような悲しくてドラマチックな物語を想像しませんか?
でも『コッペリア』は、どこにでもいるような「ちょっとお調子者のカップル」が巻き起こす、明るくて賑やか、そして少しだけ不思議なドタバタ・ラブコメディです。
 予備知識がなくても、子供から大人まで笑って楽しめる作品「可愛くて、ちょっとおバカで、最高にハッピーな物語」を紹介します。

ストーリーあらすじ

第1幕
 物語の始まりは、どこか懐かしいヨーロッパの田舎町。広場に面した家々の窓からは、お祭りを控えた村人たちの浮き足立った気配が漂います。
そんな中、広場の一角にある、少し古びた怪しげな屋敷。その2階のベランダには、ひっそりと座る一人の美少女、コッペリアがいます。彼女はいつも手に本を持ち、微動だにせず読書にふけっています。そのミステリアスな美しさに、村一番のモテ男フランツは釘付け。何度も手を振り、熱烈な視線を送りますが、彼女はページをめくることさえせず、ただ静かに座り続けています。
 そこへ現れたのが、フランツの婚約者で村の人気者、スワニルダ。彼女は元気いっぱいで、ちょっぴり気が強いお転婆娘。恋人のフランツがベランダの娘に鼻の下を伸ばしているのを見て、面白くありません。スワニルダはコッペリアに話しかけようとしますが、無視されてしまいます。「あんな気取った子、何よ!」と、プンプン怒るスワニルダ。
 ここで有名なのが**「麦の穂」の占い**のシーンです。スワニルダは一本の麦の穂を手に取り、「この麦の穂を振って音が聞こえれば、二人の愛は本物。聞こえなければ嘘」という村の言い伝えを試します。スワニルダが振っても音は聞こえず、フランツに振らせてもやはり聞こえません。フランツは「聞こえるよ!」と嘘をつきますが、スワニルダは「あなたは嘘つきだわ!」と、愛を疑いプンプン怒ってしまいます。この可愛らしい喧嘩のシーンは見どころの一つです。
 夕暮れ時、屋敷の主であるコッペリウス博士が外出するために家を出てきます。彼は偏屈で変わり者の人形師。村の子供たちにからかわれ、慌てた拍子に屋敷の大きな鍵を落としてしまいます。それを見つけたスワニルダと友人たち。「あのスカした女の子の正体を見てやるわ!」と、好奇心とヤキモチを胸に、こっそりと屋敷へ侵入することを決意するのでした。

第2幕
 2幕は一転して、薄暗く不気味な博士の工房が舞台となります。
お化け屋敷のような工房に忍び込んだスワニルダたちが目にしたのは、暗闇に浮かび上がるたくさんの人影。実はそれらは博士が作った「自動人形(オートマタ)」でした。中国のお人形、スペインのお人形、スコットランドのお人形、道化師……。最初は怖がっていた女の子たちですが、ぜんまいを巻くと動き出すお人形たちに大はしゃぎ!おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさになります。そしてカーテンの奥に隠されていたコッペリアを見つけ、彼女がただの人形だったことを知り、スワニルダは安堵と同時に「なーんだ!」と笑い出します。
 そこへ怒り心頭の博士が帰宅!友人たちは逃げ出しますが、逃げ遅れたスワニルダはコッペリアの服を着て身代わりになります。一方、フランツもまた、コッペリアに会うために梯子をかけて窓から侵入してきます。しかし、運悪く博士に見つかり、眠り薬入りのワインを飲まされてぐったりと眠らされてしまいます。
 博士は、古い魔法の本を取り出します。眠ったフランツの「命のエネルギー」を、愛するコッペリアに移そうというのです。ここで、人形に成りすましたスワニルダの名演技が始まります。最初はぎこちなく、カクカクとした機械的な動きから、次第に柔らかく、人間らしく動いてみせるスワニルダ。博士は「人形に命が宿った!」と狂喜乱舞しますが、スワニルダは隙を見て工房をめちゃくちゃにし、フランツを叩き起こして逃げ出します。最後に残されたのは、衣装を剥ぎ取られた裸の人形コッペリア。博士がガックリと肩を落とす、切なくも滑稽な幕切れです。

第3幕
 最後には誤解も解け、第3幕は村に新しく作られた鐘のお披露目会である「落成式」のお祭りシーン。新しい鐘が完成した喜びを、村中のみんなで踊って祝う、とても晴れやかな場面です。
 お祭りの冒頭では、2幕で屋敷をめちゃくちゃにされて怒っていたコッペリウス博士が登場しますが、村長からお祝いの金袋(または謝礼)を受け取り、スワニルダたちとも無事に和解します。博士の頑なだった心も、村の平和な鐘の音と共に解けていく……そんな優しさに包まれて、平和の鐘のお祝いに、さまざまな意味を持った踊りが登場します。
「時のワルツ」1日24時間を表す意味の、大人数の華やかな踊り
「あけぼの(夜明け)」これから1日が始まる意味の爽やかな踊り
「祈り」清楚で静かなお祈りの踊り
「仕事(紡ぎぐるま)」村の日常を表す踊り
「結婚の絆(戦い)」男性陣が活躍する力強い踊り
「平和(結婚式のグランパドドゥ)」スワニルダと、フランツの結婚式となります。
色鮮やかな民族衣装、陽気なマズルカやチャルダッシュの音楽、そして豪華な結婚式のダンス。


第1、2幕 発表会アレンジと教室エピソード

⭐︎発表会では、2階のベランダセットを作るのが難しい場合もあるので、ホリゾントにイラストで2階のベランダ(窓)にコッペリアのシルエットを作る場合があります。特にセットなしで、スワニルダやフランツの目線で表現する事もあるかと思います。
 
⭐︎1幕のスワニルダのワルツはお芝居シーンも多く、ここだけ小品としてする事も多いと思います。たしか、漫画で主人公がコンクールで踊ったシーンがありましたよ。
 ❄︎教室でするミニミニ発表会で、脚立にチュチュを着たぬいぐるみを置いてそこに向かってお芝居してもらったことがあります(冬子アレンジ)。

⭐︎2幕だけ発表会でする時は、屋敷に忍び込むシーンが見どころとなります。
薄暗い舞台上に人形役の子たちが居て、スワニルダと友達たちが花道から登場「あなたが先に行って」と先頭を譲りあい、つまずいたり怖がりながら人形に近づきます。
 ❄︎私の写真(友人役)の時、忍び込むシーンの演技で転んだら、観に来てくれた生徒ちゃんに「冬子先生転んじゃったね」と本当に転んだと思われて心配されたことがありました(^◇^;)

⭐︎コッペリア以外にも中国、スペイン、スコットランド、道化人形などが一斉に動き出し、ゼンマイを巻く動きをしてソロを踊ります。
 ❄︎ここで、巨大なリモコンで「ピッ」と効果音がなり、人形が動くという演出を観たことがあり、「やられた〜」と。きっとリモコン式の人形には電池が入ってるんでしょうね(笑)

⭐︎中国の人形は、ピッコロやベルのキラキラとした音色で、小さな子がチャイナドレス風のチュチュでお団子ヘアで踊ることが多いです。
 ❄︎舞台上でお人形で待ってるのは難しいので、お茶運び人形のようにチョコチョコ細かく歩いて登場するのは「発表会あるある」かも知れませんね。

⭐︎スペインの人形は、カスタネットの情熱的なリズムと、人形のカクカク感がマッチして見どころ。
 ❄︎ボリュームのあるスカートは、お姉さんへの憧れの衣装。扇子を持つ踊りは小さい子に大人気で、リハーサルの時に周りで真似してる子たちがまた可愛いんです。

⭐︎独特なバグパイプの音がしたら、スコットランドの人形の出番。キルトが可愛くて、複雑で独特なステップを踏みます。
 ❄︎スワニルダがショールを取って(博士が掛ける場合もあり)ステップを真似るシーン。これもリハーサルでは小さい子たちが真似するので、本番までに全員踊れるのでは?と思うことがあります。

⭐︎男の子が少ない(いない)教室では、フランツ役はどうしようかと悩むところ、ゲストダンサー無しで2幕のドタバタ劇だけをすることがあります。
❄︎先生である私が、コッペリウス博士になり、大真面目にコミカルに演じました。友人役の子供達も先生が相手だと安心して本番も緊張せずに、普段通りの伸び伸びとした演技を見せてくれます。

⭐︎2幕の自動人形たちのシーンも、このアレンジではさらに面白くなります。
❄︎私の博士役としての登場前には、スワニルダと友人たちが思い思いに自動人形を動かして遊びます。この時、生徒たちには「人形だから、肩で呼吸はしない!表情も固定!」と厳しく指導するのですが、ヒップホップを踊れる子が、アニメーションダンスで魅せてくれた事があります。先生が博士役で乱入した後は、博士が「この人形はわしが作ったのだ!」と自慢げに一つずつ人形を紹介し、実際にぜんまいを巻いて人形を動かしてみせる、なんて演出もできます。そうすることで、フランツがいなくても、物語の肝となる「人形に命を吹き込む」というテーマを、博士の視点からしっかりと描くことができるんです。


第3幕 発表会アレンジと舞台裏エピソード

⭐︎第3幕の冒頭、立派な鐘が舞台中央に吊るされ、村長(市長)が挨拶をするシーンは物語を引き締めます。
❄︎発表会では、お芝居上手なお教室の「パパさん」にお願いしたり、先生が村長役をされることも多いです。大きなセットがない場合は、ファンファーレと共に照明をキラキラ輝かせて「目に見えない鐘」を皆で見上げる演出も素敵ですよ。

⭐︎ディベルティスマンの豪華さは3幕の醍醐味。
「時のワルツ」: 12人や24人など、大人数でのフォーメーションが見どころ。お揃いの衣装が舞台を埋め尽くす様子は圧巻です。
「祈り」: 賑やかなお祭りの途中で、ふと訪れる静寂。全幕の中で見ると「平和への感謝」という重みがより伝わってきます。
「あけぼの」: 朝の光が差し込むような、黄色やオレンジの衣装が軽やかで希望に満ちています。
「仕事」: 糸を紡ぐような手の動作が、実は高度なテクニックを必要とします。村の女の子たちが楽しそうに働く様子は微笑ましいです。
「戦い」:男性ダンサーたちが勇ましく跳びはね、物語に刺激を与えます。
「平和」:その直後に、スワニルダとフランツのアダージオが流れると、その静けさと美しさが二人の愛の深さを再確認させてくれます。

⭐︎チャルダッシュは最初はゆっくり、後半は目にも止まらぬ速さで盛り上がるのが特徴。キャラクターシューズで床を鳴らす音がタップダンスみたいで、お祭りの熱気を客席に届けてくれます。

⭐︎マズルカは、ポーランドの誇りを感じさせる力強い3拍子。手を腰に当てて、カカトを打ち鳴らすステップはクラシックバレエとは違った格好良さがあります。
❄︎トウシューズを履かずに「足でリズムを刻む」難しさに苦労するシーンですが、揃った時の迫力はピカイチです!
❄︎発表会フィナーレにコッペリアの出演者が順々に出てくる演出もよくありますし、発表会全体のフィナーレで全然違う物語がミックス登場するのも発表会あるあるです。

まとめ

❄︎見終わった後には、美味しいデザートを食べた後のような、甘くて幸せな気分になれる『コッペリア』。物語の主役は、お人形ではなく、私たち人間です。勘違いしたり、ヤキモチを焼いたり、ちょっと失敗したりするけれど、最後にはみんなで笑い合える……。そんな「最高にハッピーな物語」を、ぜひ一度舞台や映像で楽しんでみてくださいね!

❄︎「憧れのあの作品を、いつか自分の体で表現してみたい」
そんな想いを、解剖学に基づいた安心の指導で形にしませんか?
WinterStarバレエでは、町田・立川のスタジオを中心に、大人のためのバレエクラスを開講しています。
「大人になってから始めるのは怪我が心配…」という方もご安心ください。私自身、怪我に悩んだ経験から解剖学を学び、DLS公認スタンスインストラクターとして、お一人おひとりの体に負担をかけない「無理のない、でも確実に変わる」指導を大切にしています。
【WinterStar大人バレエの特徴】
• チケット制: 1回ごとや5回分など、お仕事やご都合に合わせて無理なく通えます。
• 町田・立川・オンライン: どちらも駅チカの便利なスタジオです。
• オープンクラス: 予約制なので、その日の気分や体調に合わせてお気軽に参加いただけます。
• 「一生、ハッピーに踊れる体」へ: 激しいダイエットではなく、しなやかで健康的な体づくりをサポートします。

記事を読んで「バレエの物語って面白いな」「ちょっと体を動かしてみたいな」と思われたら、それが最高のタイミングです。

「ブログのコッペリアの記事を読みました!」というお声がけも大歓迎。
スタジオで、ハッピーなバレエの時間を一緒に過ごせるのを心から楽しみにしています!

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