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プロのバレエを観たことない方も、お友達のお教室の発表会を観ることがあるかも知れない。もちろんプロの舞台も観てほしいですし、クラスの中でもちょこっとお話しますが、詳しくお話したいなぁと思い、バレエのストーリーを冬子流にお伝えしていこうと思います。

バレエのお話①『くるみ割り人形』

くるみ割り人形写真
くるみ割り人形のシーズンになったので、まずはこのお話。
先日お手伝いした、友人の教室発表会でもとても素敵にアレンジされてました。
写真は冬子クララです。

ストーリーあらすじ

クリスマスパーティーが開かれる大広間、子供達、大人達はそれぞれダンスを楽しむ所から幕が上がります。
人形使い(魔法使い)の、ドロッセルマイヤーがアルルカンやコロンビーヌ、アラビア人形などの人形達のエキゾチックな踊りを披露し、子ども達は夢中に。
少女クララが、「もっと他の人形を見せて」とせがむと、ドロッセルマイヤーは、醜い、くるみ割り人形を手渡します。
クララは、とっても気に入りますが、他の子供達は、醜い人形だと笑います。
クリスマスパーティーは終わり、真夜中クララがくるみ割り人形を抱え大広間にいると、12時の鐘と共にクリスマスツリーがどんどん大きくなり、まるでクララが小さくなったようです。

すると、ネズミの兵隊の大軍が現れます。
ドロッセルマイヤーの指示で鉛の兵隊が現れ、ネズミ軍と戦います。その、鉛の兵隊の指揮をとっているのは、くるみ割り人形です。
くるみ割り人形の危機にクララがスリッパを投げ、ネズミ軍は退散します。

そして、クララの目の前にいるのは、醜いくるみ割り人形ではなく、夢に見た王子様に、そしてクララも素敵な女性に成長します。
2人は手を取り、お菓子の国へ、雪の精が道案内をします。(クララは子供のままの場合も)

お菓子の国では、チョコレート(スペイン)、トレパック(ロシア)、葦笛(フランス)、お茶(チャイナ)、コーヒー(アラビア)、キャンディー(アメリカ)などの踊りが披露され、最後に金平糖の精(成長したクララ)と王子のグランパドドゥがあります。
(クララが子供のままの場合は、金平糖の精はお菓子の国の女王で、招待客のクララに向けての踊ります)

クララは、お菓子の国で王子と別れると、ベットで目を覚まします。

真夜中の出来事、お菓子の国はクララの夢だったのでした。(ドロッセルマイヤーの魔法だったというバージョンもあります)


導入部アレンジ

バレエ団などのプロのアレンジは他に書く方も多いと思うので、自分が出演したり、お手伝いした発表会等での素敵なアレンジ、印象に残っているものを♪

⭐︎場面はバレエ教室、クララは生徒、ドロッセルマイヤーは先生
お姉さん生徒の素敵な衣装が置いてありクララはそれを着て踊る夢をみます。
すると王子が現れて、お菓子の国へ
 ❄︎先生が登場したら慌ててきちんと並んだりマーチの曲でタンジュアンシェヌマンしたりと普段のレッスン風景が見えてるかの演出してました。


⭐︎幕前で眠っているクララに優しい魔法使いがくるみ割り人形を渡す所から始まり、幕が上がると雪のシーン、小さな雪の精(1人だけ小さな子)がクララを連れて雪の国を案内する。
すると奥からくるみ割り人形が人間になってクララを迎えに来る。
クララと同じような寝巻きワンピース衣装の子達5、6人と王子のアダージオから再び金平糖の精が現れお菓子の国へ
  ❄︎雪のシーンから少女たちのアダージオでまだ夢の中にいるようなファンタジーな素敵な演出してました。


⭐︎おてんばなクララちゃんが枕投げしてるとその枕がくるみ割り人形だった
  ❄︎こう書くと、ふざけにも感じますが、振付も演技も真面目に素敵でした。

お菓子の国アレンジ

お菓子の国は、子供達が活躍出来る短い曲も多いので、ここだけを発表会でされるお教室も多いですね。

⭐︎チョコレート(スペイン)は、男女パドドゥでしたり、お姉さんチームが頑張る、ちょっと大人なイメージがあるのですが、教室発表会で小学校1年生くらいの子が両手で扇子を持って開いたり閉じたり嬉しそうにされている振付作品がありました。

⭐︎トレパック(ロシア)
しゃがんだ所から大きく跳んだり迫力がある踊りも小さい子がぴょんぴょん跳んでるのを見ると、弾けるキャンディみたいなイメージで、可愛い踊りになりますね。

⭐︎あし笛(フランス)
フランス人形の様な可愛いパドドロアや、フルートのようなスティックを持って踊る振り付けが有名ですね♪

⭐︎キャンディーケイン(アメリカ)
クリスマスの飾りにあるシマシマキャンディーステッキを持ってショーガールっぽい振付や、フラフープを使った振付
同じ曲で大きな婦人のスカートの中から小さな子達が出てくる「ギゴーニュおばさんとピエロたち」もありますね。※ピエロでなくキャンディーと表現する場合もありますね。
ギゴーニュおばさんのスカートは衣装と言うより舞台セットという感じで、コンパネの様な板でボルトを閉めて着用されてました。

⭐︎お茶の精(チャイナ)
トウシューズデビューでされる方も多い印象ですが、小さい子が急須の注ぎ口の様な腕の形で注いでいる様な可愛い振り付けも♪
足を揃えてお茶汲み人形の様に細かく歩きお辞儀をして、日本人感も感じます。

⭐︎コーヒー(アラビア)
ゆったりと妖艶な大人っぽいイメージが強く長めの曲なので子供には難しいと思い、主催発表会でアラビアのイメージは残して、全く別の作品から曲を混ぜたことがあります。
バレエは昔から、別の作曲者の曲が突然混ざったりするので、良いかなと思いまして。。。シルビアから拝借しました。

⭐︎花のワルツ
お花の庭園とか、砂糖菓子のお花のイメージ、というのでデコレーションケーキの飾りが踊ってる感じですね。
きっと、音楽はどこかで聞いたことがある方も多いでしょう♪
発表会では小作品として花のワルツだけを踊る教室も多いですね。

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