プロのバレエを観たことない方も、お友達のお教室の発表会を観ることがあるかも知れない。もちろんプロの舞台も観てほしいですし、Winter Star Dance Performance Class 町田、立川、大人バレエクラスの中でもちょこっとお話しますが、オープンクラスの90分のレッスンの中では話しきれないので、詳しくお話したいなぁと思い、ブログでバレエのストーリーを冬子流にお伝えしていこうと思います。
AI画像
【2幕の幻想的なシーン、1幕の明るさがこの静寂を引き立てます】
バレエのお話④ 「ジゼル」
バレエと聞いて、真っ白なロマンチックチュチュ(長いチュチュ)を着た妖精たちが、幻想的な月明かりの中で踊る姿を想像する方は多いのではないでしょうか。そのイメージの原点とも言えるのが、この『ジゼル』です。
陽気なドタバタ劇だった『コッペリア』とは対照的に、この作品は「裏切り」と「死」、そしてそれを超える「許し」を描いた、バレエ・ブラン(白のバレエ)の最高傑作。
なぜ、180年以上も世界中で愛され続けているのか。過去のお手伝いや出演した発表会での舞台裏エピソードを交えながら、その深い魅力をご紹介します。
陽気なドタバタ劇だった『コッペリア』とは対照的に、この作品は「裏切り」と「死」、そしてそれを超える「許し」を描いた、バレエ・ブラン(白のバレエ)の最高傑作。
なぜ、180年以上も世界中で愛され続けているのか。過去のお手伝いや出演した発表会での舞台裏エピソードを交えながら、その深い魅力をご紹介します。
ストーリーあらすじ
物語の舞台は、ブドウ収穫に沸く中世ドイツの小さな村。
主人公のジゼルは、踊ることが大好きで、心臓が弱く少し儚げながらも、村の人々に愛されている純真な少女。彼女は、最近村にやってきた青年「ロイス」と恋に落ちています。しかし、実はロイスの正体は、身分を隠して村人に扮した貴族のアルブレヒトなんです。彼にはバチルドという高貴な婚約者がいましたが、ジゼルの清らかさに惹かれ、正体を隠して彼女に近づいていたのです。
そしてジゼルのことを密かに想っていた森番のヒラリオンは、新参者のロイスを怪しみ、彼が一人で借りている小屋に忍び込みます。そこでヒラリオンが見つけたのは、農民が持つはずのない、豪華な装飾が施された**「マントと貴族の紋章入りの剣」**でした。
そんな中、狩りの途中で高貴な一行が村に立ち寄ります。その中にはアルブレヒトの真の婚約者であるバチルドもいました。何も知らないジゼルは、気高く美しいバチルドをもてなし、バチルドもまたジゼルを気に入って、自分の首にかけていた**豪華なネックレス(ペンダント)**をジゼルの首にかけてあげます。
収穫祭の賑わいが最高潮に達した時、ついにヒラリオンが動き出します。彼は隠していた「貴族の剣」を突きつけ、ロイスの正体が村人ではないことを暴きます。さらにヒラリオンが狩りの角笛を鳴らすと、控えていたバチルドたちが現れ、ロイスと名乗っていたアルブレヒトは彼女が自分の正式な婚約者であることを認めざるを得なくなります。
ジゼルは、自分の首にあるネックレスと、目の前のアルブレヒトが持つ剣、そして彼がバチルドと並び立つ姿を見て、すべてを悟ります。信じていた愛が真っ赤な嘘だったと知ったショックで、ジゼルの精神は崩壊。髪を振り乱して狂ったように踊る「狂乱のシーン」の末に、心臓が止まり、息絶えてしまうのです。
第2幕
2幕は、霧が立ち込める深い森の中、ジゼルの墓標のそばで展開されます。
そこは、結婚を前にして亡くなった娘たちの精霊「ウィリー(亡霊)」が支配する場所。
彼女たちは夜な夜な森へ迷い込んだ男を捕まえ、死ぬまで踊らせる恐ろしい存在です。ウィリーの女王ミルタの呼びかけにより、新入りとして墓から現れたジゼルは、真っ白な衣装を纏った冷たい精霊となっていました。
そこへ、後悔に苛まれたアルブレヒトがユリの花を捧げにやってきます。ミルタは彼を捕らえ、死のダンスを命じますが、精霊となってもなお彼を愛し続けていたジゼルは、ミルタの命令に背き、夜明けまで彼を支え、守り抜こうとします。
やがて朝の鐘が鳴り、ウィリーたちは消えていきます。ジゼルもまた、朝靄の中へと消えていき、アルブレヒトは一人、彼女が残した「許し」の重さを胸に立ち尽くすのでした。
主人公のジゼルは、踊ることが大好きで、心臓が弱く少し儚げながらも、村の人々に愛されている純真な少女。彼女は、最近村にやってきた青年「ロイス」と恋に落ちています。しかし、実はロイスの正体は、身分を隠して村人に扮した貴族のアルブレヒトなんです。彼にはバチルドという高貴な婚約者がいましたが、ジゼルの清らかさに惹かれ、正体を隠して彼女に近づいていたのです。
そしてジゼルのことを密かに想っていた森番のヒラリオンは、新参者のロイスを怪しみ、彼が一人で借りている小屋に忍び込みます。そこでヒラリオンが見つけたのは、農民が持つはずのない、豪華な装飾が施された**「マントと貴族の紋章入りの剣」**でした。
そんな中、狩りの途中で高貴な一行が村に立ち寄ります。その中にはアルブレヒトの真の婚約者であるバチルドもいました。何も知らないジゼルは、気高く美しいバチルドをもてなし、バチルドもまたジゼルを気に入って、自分の首にかけていた**豪華なネックレス(ペンダント)**をジゼルの首にかけてあげます。
収穫祭の賑わいが最高潮に達した時、ついにヒラリオンが動き出します。彼は隠していた「貴族の剣」を突きつけ、ロイスの正体が村人ではないことを暴きます。さらにヒラリオンが狩りの角笛を鳴らすと、控えていたバチルドたちが現れ、ロイスと名乗っていたアルブレヒトは彼女が自分の正式な婚約者であることを認めざるを得なくなります。
ジゼルは、自分の首にあるネックレスと、目の前のアルブレヒトが持つ剣、そして彼がバチルドと並び立つ姿を見て、すべてを悟ります。信じていた愛が真っ赤な嘘だったと知ったショックで、ジゼルの精神は崩壊。髪を振り乱して狂ったように踊る「狂乱のシーン」の末に、心臓が止まり、息絶えてしまうのです。
第2幕
2幕は、霧が立ち込める深い森の中、ジゼルの墓標のそばで展開されます。
そこは、結婚を前にして亡くなった娘たちの精霊「ウィリー(亡霊)」が支配する場所。
彼女たちは夜な夜な森へ迷い込んだ男を捕まえ、死ぬまで踊らせる恐ろしい存在です。ウィリーの女王ミルタの呼びかけにより、新入りとして墓から現れたジゼルは、真っ白な衣装を纏った冷たい精霊となっていました。
そこへ、後悔に苛まれたアルブレヒトがユリの花を捧げにやってきます。ミルタは彼を捕らえ、死のダンスを命じますが、精霊となってもなお彼を愛し続けていたジゼルは、ミルタの命令に背き、夜明けまで彼を支え、守り抜こうとします。
やがて朝の鐘が鳴り、ウィリーたちは消えていきます。ジゼルもまた、朝靄の中へと消えていき、アルブレヒトは一人、彼女が残した「許し」の重さを胸に立ち尽くすのでした。
第1、2幕 発表会アレンジと教室エピソード
⭐︎ 1幕が明るければ明るいほど、2幕が生きる。
指導の際、私がいつも熱を込めて伝えているのが、この**「1幕と2幕のコントラスト」**です。
❄︎ 1幕の村のシーンでは、生徒たちに「世界で一番幸せな女の子になって!」と伝えます。特に、本来は男女2人の踊りであるペザントを、女の子2人のパ・ド・ドゥ形式にアレンジした時は、とにかく華やかさを追求しました。
お揃いのエプロンドレスをなびかせ、鏡合わせのように踊る2人の少女。収穫の喜びと、恋する友人(ジゼル)を祝福するような屈託のない笑顔。この「陽」のエネルギーが舞台に満ち溢れているからこそ、その後の裏切りと、2幕の墓場のシーンの「陰」が、お客様の心に深く刺さるのです。
❄︎ 1幕はとにかく「陽」!世界で一番幸せな女の子として踊ってほしい。実は以前、地域のお祭りイベントに小学生の生徒たち20人ほどで出演したことがあるんです。
舞台セットも何もないステージでしたが、大きなカゴに造花やブドウを山盛りに詰めて、「収穫祭の真っ最中!」という雰囲気で登場させました。
上手と下手にそのカゴを置くだけで、そこはもうドイツの村。生徒たちには「今日の本物のお祭りを、みんなの踊りでさらに盛り上げて!」と送り出しました。あのみんなの弾ける笑顔があったからこそ、いつか彼女たちが「2幕の静かなウィリー」を踊る時、その表現に凄まじいギャップと深みが生まれる。そう信じて指導していました。
⭐︎狂乱のシーンで見せる「本気の絶望」と髪型の工夫
ジゼルが正気を失う「狂乱のシーン」では、結んでいた髪をほどき、振り乱す演出があります。でもこれ、実はすごく難しいんです!
❄︎以前の舞台では、あえてバレエの定番であるお団子ヘアではなく、**「夜会巻き(フレンチロール)」**にして上演しました。そこに、大きな櫛(コーム)のようなピンに、華やかな花飾りを付けていたのですが……。大切なのは、絶望の淵で「あぁっ!」となった瞬間に、その花飾りをパッと取る動き。そこで髪が美しく、かつ一瞬でハラリと落ちるように、ピンの差し方や取る方向に並々ならぬ工夫を凝らしました(笑)。髪型一つ、ピン一つとっても、それはジゼルの「心の崩壊」を表現するための大切な小道具。そんな舞台裏の試行錯誤があるからこそ、観ている方の心に届く一瞬が生まれるのだと思っています。(私、実はダンサーになる前は美容室勤務のヘアメイクさんだったんですよ〜)
⭐︎演技派ゲストに「持ってかれた〜」けど魔法も
❄︎ 友人の発表会をお手伝いした時のこと。アルブレヒト役のゲストダンサーが、それはもう恐ろしいほどの演技派だったんです。
彼が舞台に出た瞬間、空気の密度が変わり、一緒に踊っていた生徒さんたちの目つきが「本気」に変わったのを目の当たりにしました。文字通り**「舞台の空気を全部持ってかれた」**瞬間でしたが、それは最高の学び。プロの表現の力で、生徒たちの内側から本物の感情が引き出される……まさに舞台の魔法でしたね。
⭐︎大人だからできる表現「許し」
❄︎ ウィリーの群舞は「肩で息をしないで!」「首の角度を揃えて!」というスパルタな一面もありますが(笑)、やはりこの作品の核心は「愛と許し」です。
裏切られた悲しみを知り、それでもなお相手を包み込む。この深い感情は、人生の酸いも甘いも経験してきた大人バレエの皆さんだからこそ、指先一つに説得力が宿るんです。技術だけじゃない、心で踊る喜びをぜひ体感してほしい作品です。
︎ **『踊りの間(ま)は人生で埋める』**
私のタップダンス師匠、冨田かおる先生の言葉ですが、バレエにも他のダンスにも生きる言葉ですよね♪
喜怒哀楽、全部詰め込んで踊るからこそ、舞台は面白い。
髪の毛一本、ピン一本の工夫から、心の奥底の表現まで。そんな『ジゼル』のような深い世界を、ぜひ皆さんと共有できたら嬉しいです。
指導の際、私がいつも熱を込めて伝えているのが、この**「1幕と2幕のコントラスト」**です。
❄︎ 1幕の村のシーンでは、生徒たちに「世界で一番幸せな女の子になって!」と伝えます。特に、本来は男女2人の踊りであるペザントを、女の子2人のパ・ド・ドゥ形式にアレンジした時は、とにかく華やかさを追求しました。
お揃いのエプロンドレスをなびかせ、鏡合わせのように踊る2人の少女。収穫の喜びと、恋する友人(ジゼル)を祝福するような屈託のない笑顔。この「陽」のエネルギーが舞台に満ち溢れているからこそ、その後の裏切りと、2幕の墓場のシーンの「陰」が、お客様の心に深く刺さるのです。
❄︎ 1幕はとにかく「陽」!世界で一番幸せな女の子として踊ってほしい。実は以前、地域のお祭りイベントに小学生の生徒たち20人ほどで出演したことがあるんです。
舞台セットも何もないステージでしたが、大きなカゴに造花やブドウを山盛りに詰めて、「収穫祭の真っ最中!」という雰囲気で登場させました。
上手と下手にそのカゴを置くだけで、そこはもうドイツの村。生徒たちには「今日の本物のお祭りを、みんなの踊りでさらに盛り上げて!」と送り出しました。あのみんなの弾ける笑顔があったからこそ、いつか彼女たちが「2幕の静かなウィリー」を踊る時、その表現に凄まじいギャップと深みが生まれる。そう信じて指導していました。
⭐︎狂乱のシーンで見せる「本気の絶望」と髪型の工夫
ジゼルが正気を失う「狂乱のシーン」では、結んでいた髪をほどき、振り乱す演出があります。でもこれ、実はすごく難しいんです!
❄︎以前の舞台では、あえてバレエの定番であるお団子ヘアではなく、**「夜会巻き(フレンチロール)」**にして上演しました。そこに、大きな櫛(コーム)のようなピンに、華やかな花飾りを付けていたのですが……。大切なのは、絶望の淵で「あぁっ!」となった瞬間に、その花飾りをパッと取る動き。そこで髪が美しく、かつ一瞬でハラリと落ちるように、ピンの差し方や取る方向に並々ならぬ工夫を凝らしました(笑)。髪型一つ、ピン一つとっても、それはジゼルの「心の崩壊」を表現するための大切な小道具。そんな舞台裏の試行錯誤があるからこそ、観ている方の心に届く一瞬が生まれるのだと思っています。(私、実はダンサーになる前は美容室勤務のヘアメイクさんだったんですよ〜)
⭐︎演技派ゲストに「持ってかれた〜」けど魔法も
❄︎ 友人の発表会をお手伝いした時のこと。アルブレヒト役のゲストダンサーが、それはもう恐ろしいほどの演技派だったんです。
彼が舞台に出た瞬間、空気の密度が変わり、一緒に踊っていた生徒さんたちの目つきが「本気」に変わったのを目の当たりにしました。文字通り**「舞台の空気を全部持ってかれた」**瞬間でしたが、それは最高の学び。プロの表現の力で、生徒たちの内側から本物の感情が引き出される……まさに舞台の魔法でしたね。
⭐︎大人だからできる表現「許し」
❄︎ ウィリーの群舞は「肩で息をしないで!」「首の角度を揃えて!」というスパルタな一面もありますが(笑)、やはりこの作品の核心は「愛と許し」です。
裏切られた悲しみを知り、それでもなお相手を包み込む。この深い感情は、人生の酸いも甘いも経験してきた大人バレエの皆さんだからこそ、指先一つに説得力が宿るんです。技術だけじゃない、心で踊る喜びをぜひ体感してほしい作品です。
︎ **『踊りの間(ま)は人生で埋める』**
私のタップダンス師匠、冨田かおる先生の言葉ですが、バレエにも他のダンスにも生きる言葉ですよね♪
喜怒哀楽、全部詰め込んで踊るからこそ、舞台は面白い。
髪の毛一本、ピン一本の工夫から、心の奥底の表現まで。そんな『ジゼル』のような深い世界を、ぜひ皆さんと共有できたら嬉しいです。
まとめ
❄︎ 冬子と一緒に踊りませんか?
「ジゼル」のように、しなやかで幻想的な世界を、ご自身の体で表現してみませんか?
WinterStarバレエでは、町田・立川のスタジオを中心に、大人のためのバレエクラスを開講しています。
「大人になってから始めるのは怪我が心配…」という方もご安心ください。私自身、怪我に悩んだ経験から解剖学を学び、DLS公認スタンスインストラクターとして、お一人おひとりの体に負担をかけない「無理のない、でも確実に変わる」指導を大切にしています。
【WinterStar大人バレエの特徴】
• チケット制: お仕事やご都合に合わせて無理なく続けられる安心のシステム。
• 町田・立川の好アクセス: 通いやすい駅チカのスタジオ。
• オープンクラス: 予約して好きな時に受けられるので、まずは基礎からゆっくり、楽しく!
• 「一生、ハッピーに踊れる体」へ: 激しいダイエットではなく、しなやかで健康的な体づくりをサポートします。
「ブログのジゼルの話を読みました!」というお声がけも大歓迎。
スタジオで、皆さまと一緒にハッピーなバレエの時間を過ごせるのを心から楽しみにしています!
レッスンに関するお問い合わせは下記Winter Star公式LINE又はお問い合わせフォームよりお願いします。
「ジゼル」のように、しなやかで幻想的な世界を、ご自身の体で表現してみませんか?
WinterStarバレエでは、町田・立川のスタジオを中心に、大人のためのバレエクラスを開講しています。
「大人になってから始めるのは怪我が心配…」という方もご安心ください。私自身、怪我に悩んだ経験から解剖学を学び、DLS公認スタンスインストラクターとして、お一人おひとりの体に負担をかけない「無理のない、でも確実に変わる」指導を大切にしています。
【WinterStar大人バレエの特徴】
• チケット制: お仕事やご都合に合わせて無理なく続けられる安心のシステム。
• 町田・立川の好アクセス: 通いやすい駅チカのスタジオ。
• オープンクラス: 予約して好きな時に受けられるので、まずは基礎からゆっくり、楽しく!
• 「一生、ハッピーに踊れる体」へ: 激しいダイエットではなく、しなやかで健康的な体づくりをサポートします。
「ブログのジゼルの話を読みました!」というお声がけも大歓迎。
スタジオで、皆さまと一緒にハッピーなバレエの時間を過ごせるのを心から楽しみにしています!
レッスンに関するお問い合わせは下記Winter Star公式LINE又はお問い合わせフォームよりお願いします。